赤ちゃんや子供の肌を紫外線から守る「日焼け止め」。小さな子供の肌は敏感なので、できるだけ肌に優しいものを選びたいですよね。
子供用の日焼け止めは、商品によって紫外線カット力や肌への優しさが異なります。
SPFはどれくらいのものを選べばいいの?
ノンケミカルってなに?
など悩んでしまう人も多いです。
そこで今回は、ママノベスト編集部が赤ちゃん・子供用日焼け止めの選び方を徹底的に解説します。使用するメリット・デメリットやおすすめ商品もご紹介していますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
ランキングを見る!子供用の日焼け止めは必要ない?いつから大人用を使える?
子供用の日焼け止めは、子供の肌を紫外線から守るために大切なアイテム。しかし健康的な肌の大人とは違い、子供の肌はまだまだ敏感です。大人用の日焼け止めは刺激が強いため、子供に使ってしまうと、赤みやかぶれなどを起こす原因になることもあります。
子供が大人用の日焼け止めを使うのは、肌が強くなる小学生くらいからがベスト。子供用の日焼け止めなら、0歳からでも使える商品が販売されています。新生児からでも使用できる商品もありますが、生まれたての赤ちゃんの肌はとても敏感なので、子供用の日焼け止めは生後3カ月頃からの使用がおすすめです。
生後3カ月くらいまでの赤ちゃんは、ベビーカーカバーやタオルケット、日傘などで紫外線をカットしてあげましょう。
子供が日焼け止めを使うメリット・デメリット
日光を浴びることは、カルシウムの吸収を促すビタミンDの生成や、体内時計の調整に役立っています。しかし紫外線を浴び続けてしまうと、シミやシワ、そばかすなど肌の老化だけではなく、ヤケドなどの症状が出てしまうことがあります。
子供は大人に比べて、外で遊ぶ機会が多いもの。子供が日焼け止めを使うことで、肌が赤くなってしまうヤケドの予防や、皮膚がんのリスク軽減にも繋がります。
一方で、日焼け止めの成分によっては、子供が肌荒れやかゆみなどを起こしてしまうことも。次にご紹介する子供用日焼け止めの選び方を参考にし、子供の肌に合った商品をチョイスしてください。
ランキングを見る!子供用日焼け止めの選び方
ここでは、子供用日焼け止めの選び方を解説します。
まずは日焼け止めの「種類」をチェック
子供用の日焼け止めには「クリーム」「ミルク(乳液)」「ジェル」「スプレー」などの種類があります。塗りやすさや落ちにくさに差が出ますので、ぜひ最適なものを選んでください。
しっとりとして、落ちにくい「クリーム」。紫外線カット効果が高い
しっとりとした「クリーム」タイプの子供用日焼け止めは、汗をかいても落ちにくいのが特徴。少し重めのテクスチャーで、乾燥しやすい子供の肌にぴったりです。紫外線カット効果が高いため、公園などの屋外で遊ぶときにも最適ですよ。
一方で、伸びがあまり良くないので均一に塗りづらいのが難点。落ちにくいメリットはありますが、油分が多く落としにくいのがデメリットです。日常使いよりも、レジャーやアウトドアで使うのがおすすめです。
子供1人でもムラなく塗れる「ミルク(乳液)」タイプ。ポンプ式が便利
子供が学校などで日焼け止めを塗るなら「ミルク(乳液)」タイプがおすすめ。肌にほどよく密着するので、伸びがよく均一に塗れます。しっとりタイプとみずみずしいタイプがあり、子供の肌質や使用感から好みの方を選べますよ。
またミルクタイプには、ポンプ式の商品が多いのもポイント。玄関などに置いておくと、忙しい日でもサッと塗れて塗り忘れも少なくなります。
サラッとみずみずしい「ジェル」タイプは、全身に塗りやすい
子供が日焼け止めを嫌がるなら「ジェル」タイプの商品もチェックしてみましょう。サラッとした軽い塗り心地で、子供が嫌がりにくいのが特徴。伸びがよくて白浮きしにくいので、顔以外にも手や足など全身に使用できます。
また、せっけんやお湯で落とせるものが多いのも嬉しいポイント。しかし他のタイプよりも汗や水で落ちやすいので、長時間外にいる場合は2~3時間ごとに塗り直しましょう。
広範囲に素早く塗れる「スプレー」。手を汚しにくいのもGOOD
背中や足などの広範囲にササッと塗れる「スプレー」タイプの子供用日焼け止めは、手を汚さず塗れるのがポイント。外出先などでも手軽に塗り直せるので、塗り直しようの日焼け止めとして持ち歩くのもGOOD。さっぱりとした付け心地で、汗をかいた子供も嫌がらずに塗らせてくれますよ。
しかし、スプレーの液が目や口に入ると危険なため、顔には使いにくいのが難点。顔に使う場合は、一度大人の手に出してから塗ると良いですよ。
ランキングを見る!使用するシーンに合わせて「SPF・PA」値を決めよう
日焼け止めには、SPF・PAといった数値があります。それぞれの数値の意味は、以下の表を参考にしてください。
SPF | 紫外線によって引き起こる、急性の炎症を防止する効果の程度 |
PA | シミやシワに関係する紫外線(a波)を防ぐ効果の程度 |
数値が高いほど、紫外線を防ぐ効果も高くなりますが、同時に肌への負担も大きくなります。子供の年齢や使用するシーンに合ったものを選びましょう。
通学・通園やちょっとした外遊びには「SPF15~30」がおすすめ
ちょっとした外出や外遊びなら「SPF15~30」程度の子供用日焼け止めが最適。とくに「SPF15」は肌への負担も少なく、毎日でも安心して使用できます。通学や通園などの短時間の外出におすすめですよ。
また、公園などで外遊びをするなら「SPF30」程度の日焼け止めを選びましょう。数値が低くても、紫外線を十分にカットできます。ただし効果が薄まるのが早いため、2~3時間おきにこまめな塗り直しをおすすめします。
ハイキングや運動会など、屋外のレジャーには「SPF40~50」がGOOD
屋外で長時間過ごす場合は、「SPF40~50」程度の日焼け止めがおすすめです。ハイキングや運動会など、日陰で過ごせない場合にもぴったり。紫外線カット効果が高く、長時間のレジャーでも使用できます。
一方で、やや肌への負担は大きくなるため、毎日使うのには向いていません。普段使いできるSPF30前後のものと、使い分けすると良いですよ。
ランキングを見る!子供の肌を考えて、負担のかからないものを選ぼう
子供は大人に比べて皮膚が薄く、かぶれや赤みを起こしやすいです。子供用の日焼け止めを選ぶ際には、敏感肌でも使える優しい成分の商品を選んでください。
敏感肌には紫外線吸収剤不使用の「ノンケミカル」が最適
赤ちゃんや肌が敏感な子供には、紫外線吸収剤を使用していない「ノンケミカル」の日焼け止めがGOOD。ノンケミカルの商品には、紫外線吸収剤ではなく紫外線散乱材が使用されています。それぞれの特徴は以下のとおりです。
特徴 | メリット | |
紫外線吸収剤 | 紫外線を吸収し、熱などのエネルギーに変化させて放出 | 紫外線カット効果が高い |
紫外線散乱材 | 紫外線を反射・散乱させて日焼けを防ぐ | 肌への負担が少ない |
ノンケミカルの商品は日焼けしやすいと思われがちですが、正しく塗れば十分な日焼け防止効果が期待できますよ。
一方、紫外線吸収剤を使用したケミカル処方の日焼け止めは、カット力が高く白浮きせず伸びがいいなどのメリットもあります。紫外線吸収剤が肌に直接触れにくい仕様になっている商品もあるのでチェックしてみてください。
子供用日焼け止めで「避けた方が良い成分」もチェックして
日焼け止めにはさまざまな成分が入っていますが、敏感な肌の子供には避けた方がいいものもあります。
- 紫外線吸収剤
- エタノール
- 鉱山油
- 酸化亜鉛
- 着色料
- 香料
- パラベン
上記の成分は敏感な子供の肌に、かぶれや赤みを引き起こしてしまう場合があります。不安な場合は、上記の成分を避けるか、アレルギーパッチテスト済みの商品を選ぶと良いですよ。
子供用日焼け止めのなかには、無添加・天然由来成分100%の商品もあるので、赤ちゃんや小さな子供に使用する場合は、そういった商品も検討してみてください。
親の負担を軽減!お湯・せっけんで落とせるタイプも要チェック
子供用の日焼け止めが肌に残ってしまうと、肌への負担になるため、お湯やせっけんで簡単に落とせるタイプの日焼け止めをおすすめします。いつものベビーせっけんやボディーソープで落とせるので、親の負担も軽減できますよ。
ランキングを見る!屋外プールや海水浴には「ウォータープルーフ」の商品もチェック
汗や水に強い「ウォータープルーフ」の日焼け止めは、プールや海水浴に最適。落ちにくくて持ちがいいので、汗をたくさんかく子供にもおすすめです。塗り直しの手間がかからず、日焼けを気にせずに全力で遊べますよ。
一方、ウォータープルーフの日焼け止めは、落ちにくいメリットはありますが肌への負担が大きくなります。肌の強い子供や、小学生以上の子供に使用するようにしましょう。
【ノンケミカル】子供用日焼け止めおすすめ人気ランキング10選
10位:パックスナチュロン 子供用日焼け止め
天然由来成分100%にこだわった子供用日焼け止めです。赤ちゃんやママ・パパにも使える安心の成分。抱っこの際にもし舐めてしまっても心配の少ない、無着色・無香料・アルコールフリー処方です。
タイプ | クリーム |
SPF/PA | SPF17/PA+ |
9位:はっぴーONE 子供用日焼け止め
沖縄県産のハーブなどを使用した子供用日焼け止めです。敏感肌や乾燥肌の子供でも使用でき、保湿しながら日焼けを予防できます。せっけんで簡単に落とせる商品です。
タイプ | ミルク |
SPF/PA | SPF32/PA++ |
8位:FANCL(ファンケル)子供用日焼け止め
ファンケルが販売する子供用日焼け止めです。独自のフラワーボール散乱材が、紫外線をしっかりカットします。保湿成分が肌を包み、ほこりや花粉などの刺激からも肌を守ってくれますよ。
タイプ | クリーム |
SPF/PA | SPF25/PA++ |
7位:マイサニールーム ボタニカルズ 子供用日焼け止め
植物由来の成分で、新生児からも使える子供用日焼け止めです。伸びがよく白浮きしないローションタイプで、さっぱりとした塗り心地を実現。べたつく日焼け止めを嫌がる子どもにも、ぴったりの商品です。
タイプ | ローション |
SPF/PA | SPF39/PA++ |
6位:お守り肌本舗 子供用日焼け止め
肌が弱い・肌トラブルの多い子でも使える子供用日焼け止めです。サラッとしてべたつかないクリームタイプで、敏感肌でもしみにくいのが特徴。無添加にこだわり、低刺激を実現している商品です。
タイプ | クリーム |
SPF/PA | SPF25/PA++ |
5位:SOLIA SHOP 子供用日焼け止め
赤ちゃんや子供の肌を、しっかりと紫外線から守る子供用日焼け止めです。日常のおでかけに最適なSPF28を採用。天然の高保湿成分をたっぷりと配合し、紫外線をカットしながら乾燥を防ぎます。
タイプ | ミルク |
SPF/PA | SPF28/PA+++ |
4位:COCCORO 子供用日焼け止め
日焼け止め+虫対策+保湿が一度にできる子供用日焼け止めです。子供が毎日使えるように、安全性を第一に考えられた商品。肌に負担の少ない天然由来成分を使用し、SPF30で紫外線をカットします。
タイプ | クリーム |
SPF/PA | SPF30/PA+++ |
3位:maima botanica 子供用日焼け止め
新生児から使えるミストタイプの子供用日焼け止めです。スプレーするだけで簡単に塗れるので、日焼け止めを嫌がる子どもにもぴったり。白浮きせず、さらさらな塗り心地が評判の商品です。
タイプ | スプレー |
SPF/PA | SPF15/PA++ |
2位:SOLIA SHOP 子供用日焼け止め
新生児にも使える、天然由来成分100%の子供用日焼け止めです。ミストタイプなので、動き回る子供にもサッとスプレーして使用できます。忙しい朝のお出かけ前にも重宝しますよ。
タイプ | スプレー |
SPF/PA | SPF25/PA++ |
1位:URUNWRAP 子供用日焼け止め
肌に優しいノンケミカル処方の子供用日焼け止めです。ほかにも、アルコールや鉱物油など、肌荒れを引き起こす原因となる成分も使用していません。白浮きしにくく、すっと伸びてべたつかないのが特徴です。
タイプ | クリーム |
SPF/PA | SPF28/PA+++ |
子供用日焼け止めおすすめ人気ランキング6選
6位:RAFRA(ラフラ)子供用日焼け止め
日焼け止め独特のにおいを抑えた、オレンジの香りの子供用日焼け止めです。汗や水に強いウォータープルーフ仕様ながら、せっけんで簡単に落とせるのがポイント。大容量なので、家族みんなで使用できますよ。
タイプ | ミルク |
SPF/PA | SPF50+/PA++++ |
5位:紫外線予報 子供用日焼け止め
肌が白くならない、透明ジェルタイプの子供用日焼け止めです。ベタベタせずにすぐ馴染んで、塗ってすぐに洋服も着られます。ポンプ式の大容量なので、毎日使いたい人におすすめですよ。
タイプ | ジェル |
SPF/PA | SPF30/PA+++ |
4位:naturavie(ナチュラルサイエンス)子供用日焼け止め
ケミカル処方ながら、肌に優しい子供用日焼け止めです。「カプセルインUVシールド」を採用し、紫外線吸収剤が肌に触れない仕様に。子供の肌にダメージを与えにくく、紫外線をしっかりカットします。
タイプ | ミルク |
SPF/PA | SPF23/PA++ |
3位:BABY BORN 子供用日焼け止め
ウォータープルーフなのに、ボディーソープで簡単に落とせる子供用日焼け止めです。紫外線吸収剤が直接肌に触れにくい「ハイブリッドパウダー」処方を採用。肌への負担が少なく、敏感肌の子供でも使いやすいですよ。
タイプ | ミルク |
SPF/PA | SPF+/PA++++ |
2位:NALC 子供用日焼け止め
日焼け止めと保湿が同時にできる子供用日焼け止め。化粧下地効果もあるため、大人も一緒に使用できます。べたつかずにスッと伸びるジェルタイプなので、顔だけではなく全身にも使いやすいですよ。
タイプ | ジェル |
SPF/PA | SPF50+/PA++++ |
1位:タマチャンショップ 子供用日焼け止め
果実をヒントに作られた日焼け止めです。肌への負担が気になる人におすすめで、子供も安心して使用できます。植物バリアセブンをたっぷり配合し、強い紫外線や乾燥に負けない肌に。30℃以上のお湯で簡単に落とせます。
タイプ | ミルク |
SPF/PA | SPF50+/PA++++ |
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ママも一緒に日焼け予防できる「日傘」
まだゆっくり歩く子供には、ママと一緒に使える「日傘」がおすすめ。手を繋ぎながらでもさせるので、ちょっとお買い物に行くときに便利です。抱っこひもにいる赤ちゃんの日焼け防止にも最適ですよ。
子供が自分でさせるタイプもあります。
たくさん動き回る子供には「帽子」
子供の日焼け・熱中症予防には「帽子」が最適。アクティブに動き回る子供には、あご紐が付いた帽子もおすすめです。
赤ちゃんを紫外線から優しく守る「ベビーカー用日よけ」
ベビーカーで移動中の赤ちゃんは、日差しにさらされがち。「ベビーカー用日よけ」があれば、赤ちゃんを紫外線から優しく守れますよ。
子供用日焼け止めまとめ
今回は、子供用の日焼け止めの選び方を解説しました。赤ちゃんや子供の肌を守るためにも、今回の記事を参考にして日焼け止めを選んでみてください。
他にも、赤ちゃんや子供におすすめの商品を紹介していますので、こちらの記事もチャックしてみてくださいね。